ヘルパ 1/400 スーパーグッピー
最近、航空関係のニュースを見ていたらエアバス社が新しい輸送機ベルーガXLの運行を開始したというニュースを聞きました。ベルーガXLはA330を元に改造された大型輸送機で、エアバス社での航空機生産に欠かせない輸送機となっています。
現在はエアバスベルーガ(A300を元に改造された輸送機)が主力ですが、今回のベルーガXLはA330を元に改造された機種で、より大型化され積載量も増えています。
このベルーガはエアバス社で製造される航空機のパーツを運ぶ為に使用される飛行機で、主に主翼等の大型部品を運ぶ為に使用されます。そんな特殊輸送機の役割を持つ飛行機ですが、今回はベルーガの祖先とも言える航空機、"スーパーグッピー”の1/400モデルをご紹介します。
ヘルパ社製のスーパーグッピー。メタルボディで特別感がありますが、実機もボーイング377の軍用輸送機C-97を改造した特別な機体で、大きく膨らんだ胴体が特徴の極めて個性的な航空機です。
スーパーグッピーは元来アメリカのアポロ計画におけるサターンロケットを空輸する為に改造された機種です。そんなスーパーグッピーをエアバス社が購入し、大型部品の輸送機として運用したのが、今回の機体となります。
大きく膨れ上がった胴体、これが醜いと取るか、特殊輸送機ならではの特別な魅力と取るかは人それぞれでしょうが、私は意外と好きだったりします。
スーパーグッピーはNASAでも運用されたりしましたが、現在は恐らく引退していると思われます。エアバスの大型部品輸送も後継のベルーガに譲り、そしてそのベルーガももうじきベルーガXLに任務を受け渡すことになります。