モデルプレーン ホーガンウイングス1/200 〜TWAのB757-200〜
本日はホーガンウイングスから1/200スケールのB757-200をご紹介します。
TWA(トランスワールド航空)のB757-200です。B757はB737とB767の間に位置するようなサイズの機体で、標準的な座席数200で胴体を延長した-300は243席となっています。
日本の航空会社が採用していない機体であり、ボーイングの旅客機の中でも少し地味な存在ですが、アメリカを中心に世界中で運用されています。
この機体はかつてアメリカにあった大手航空会社TWAの機体です。TWAと言えばパンナムやユナイテッド、アメリカン航空と並ぶ大きな航空会社で、飛行機好きではなくても知っている知名度の高い会社です。
大富豪ハワード=ヒューズにより会社を大きくし、L-1649スーパーコンステレーションの導入や、B707、コンベアCV880等当時最新鋭とされた飛行機を次々と採用。ハリウッドスター御用達の航空会社でもあったそうです。
ただ航空規制法の緩和によって、競争が激しくなると徐々に経営が傾き始めます。パンナム、イースタン、ブラニフと言った名門航空会社が破産・吸収合併される中、TWAは何とか持ちこたえます。しかし1990年代に入り、湾岸戦争の勃発やB747での航空機事故を起こし、ついに2001年にライバルであったアメリカン航空に吸収合併されてしまいます。
この塗装は1996年頃にデビューした新しい塗装です。個人的にこのデザインがとても気に入っています。カッコイイですし、センスを感じます!
尾翼に書かれたTWAの文字は、伝統と確固たるブランドの証。アメリカン航空に吸収されてしまい会社自体は消滅しましたが、未だに航空機グッズ等が販売されているのはすごいですね。