週末プチ旅行記 〜苫小牧から鵡川へ 短い日高本線の旅〜
数回に渡ってお届けしてきた今回の週末プチ旅行記北海道編。今回が最終回となります。
白老のウポポイを見学し、次は苫小牧へと向かいます。白老〜苫小牧は距離的に短いですが、丁度良い時間帯の普通列車がないので、特急列車で移動します。やって来たのはキハ281系北斗号。振り子式の高速気動車ですが、最近では淘汰が進んでいるようです。
今回は勿論自由席に乗車しましたが、座席の一部がこのように大型荷物の置き場所となっていました。大型荷物の取り扱いに関しては、JR各社も様々な対策や取り組みを行っているようです。
苫小牧にやって来ました。ここではご当地入場券を購入。苫小牧と言うと北海道内でも有数の大都市ですが、駅は古い感じでかなり年季がはいっている箇所も多々あります。こう言った光景を見るといかに首都圏の駅が近代的で進んでいるかが分かります。首都圏、あるいはその近郊に住んでいるとそれが当たり前だと思ってしまうのが怖い所。地方に行くとその“差”に驚かされます…。
苫小牧からは日高本線に乗車します。日高本線カラーのキハ40がやって来ました。
日高本線は苫小牧と様似を結ぶ営業キロ100km以上の長大路線です。途中には新冠や静内と言った国内でも有数のサラブレッドの生産地があります。海沿いを走る非常に風光明媚な路線ですが、度重なる自然災害によって、現在は苫小牧〜鵡川の区間だけが鉄道が走り、鵡川〜様似まではバスによる代行輸送となっています。
現在日高本線の鉄道による終着駅となっている鵡川駅。100kmを越す路線で、鉄道が走るのが僅か30kmだけという寂しい現状です。
ほとんど人がいない鵡川駅。発着する列車も非常に本数が少ないです…。ここから先様似方面はバスによる運行となっています。本来の終着駅様似まで行ってみたかったのですが、今回は時間的な都合でここで折り返します。
実は今年の3月にこの日高本線を全線乗り通す計画だったのですが、コロナの影響で行けなくなっていまいました。今回はその時の旅の計画の一部を入れて、日高本線に乗車しました。
次は様似まで行ってみたいと思うのですが、この日高本線。何と鵡川〜様似までの路線が来年の3月で廃止になるそうです。災害からの復興も果たせぬまま廃線とはあまりに虚しいですね…。ただ利用客が相当少ない現状を考えると、致し方ない所なのでしょうね。
鵡川から様似方面へ伸びる線路。ここを列車が通ることは2度とないんですね…m(._.)m
ということで乗って来た列車に再び乗車します。
短い時間でしたが、日高本線に乗車しました。やはりキハ40は窓が開くのでとても楽しいですね。これぞローカル線と言った感じです。
襟裳岬の左側を走る日高本線。かつては襟裳岬を回るようにして様似〜広尾間にも鉄道を敷き、広尾〜帯広までの広尾線(1987年廃止)と接続する計画があったようです。日高本線自体はこれまで何度も自然災害に襲われて来ました。その度に復活し、運行をしていましたが今回ばかりは復活を遂げることなく廃線になってしまうようです。苫小牧〜鵡川の区間が残るのがせめてもの救いですが、ほとんどの区間が廃線となってしまうのは寂しいですね。廃線となる前にもう一度訪れたいですね。
〜おわり〜
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— ainchan (@ryoryo101010) 2020年10月17日
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