惜別! 215系の思い出 〜ホリデー快速ビューやまなし号〜
3月13日のJRダイヤ改正では、185系の定期列車としての運行終了が大きく話題となりましたが、もう一つ定期列車の運用から外れる車両があります。それが215系です。
215系は1992年にデビューした直流近郊形電車で、通勤通学等で利用客の非常に多い東海道線においてラッシュ時の着席率を高め、サービスの向上を狙った車両です。特徴はオールダブルデッカーであること。車体のデザインもそれまでの近郊形車両等とは大きく違い、非常にインパクトのある車両です。
デビュー当時は東海道線の快速アクティーや湘南ライナー運用されましたが、次第に215系の特徴である定員の多さが裏目に出るようになります。211系やE231系は各車両に乗降扉が3〜4つ付いていますが、215系は両端に1つずつで、乗り降りに時間がかかってしまいます。それが列車遅延や、逆にホーム上での混雑を招いてしまいます。結局2001年には快速アクティーの運用から外れ、もっぱらライナーとして運用されて行きます。また週末には臨時のホリデー快速にも充当されました。
今回はそんな去り行く215系の思い出として、かつて乗車したホリデー快速号の様子をご紹介します。
時は2017年の5月です。八王子駅に入線する215系。この日は天気が悪かったですね…。
事前の情報で自由席はかなり混雑するというのでこの時はグリーン車に乗車しました。予想はズバリ的中。ほとんどの人が自由席に乗車していましたが、グリーン車はガラガラでした!因みに215系は10両編成で、この時の席割りは1〜3号車と8〜10号が自由席。4〜7号車が指定席でそのうち4、5号車がグリーン席となっていました。
215系のグリーン車はあまり特別感がないというか、グリーンぽくないと言うか…。フツーな感じでした。それでも空いているし、2階建てなので眺望は良いですから快適でしたね。
終着小淵沢に到着した215系。途中駅の甲府で降りる人も多く、小淵沢に着く頃にはだいぶ空いていました。
小淵沢で駅弁を購入し、臨時のあずさ号に乗って松本へ。E257系もまだまだあずさ号として運用されていました。中央本線で活躍するE257系がこの後、東海道線の特急踊り子号の運用に充てらるとは当時は思いもしませんでした。
松本駅には当時まだ営業運転前だったE353系が停車していました。
松本からは特急しなのに乗って長野へ。しなのにもまた乗りたいなぁ〜♪( ´▽`)
長野からの復路は新幹線で。この時はGW明けの週末で非常に空いていました。
当時は平日は湘南ライナー、週末はホリデー快速という運用があった215系。しかし、ホリデー快速としての運用がなくなると週末は車両基地で*1..zzzZZ状態。ニートレイン等と揶揄されることも。しかし、今回のダイヤ改正でライナーの運用もなくなり本当にニートレインになってしまいましたね。
今後215系が活躍できる機会はあるのでしょうか。185系は臨時列車としての運用があるだけに何とか215系も活躍してほしいと思うですが…。
「215系の思い出〜レゴトレイン編〜」もあります。こちらはアメブロの方でご覧ください。
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素敵なグッズを発見!踊り子号アクリルクロックです。185系の緑のストライプが良い感じ。早速部屋に飾りました!https://t.co/m1fqqGewU7でも紹介しています。#185系 #鉄道 pic.twitter.com/0sRHcDDJdU
— ainchan (@ryoryo101010) 2021年3月13日
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