週末プチ旅行記 〜貴重な保存車両を求めて 森郷児童遊園のED91〜
久しぶりの更新となってしまいました。今回の週末プチ旅行記は宮城県の利府町に保存されている貴重な車両を見に行きました。
まずは東北新幹線やまびこ号で仙台へ。新幹線に乗るのも久しぶりです( ^∀^)
仙台からは在来線に乗り換え。東北本線利府行きの普通列車、車両は701系です。利府駅は東北本線の駅ですが、岩切駅から分岐する末端駅でこの路線は利府支線と呼ばれています。利府駅周辺には新幹線総合車両センターがあり、様々な車両が留置されています。また話題の!?次世代新幹線ALFA-Xもこの新幹線総合車両センターに置かれています。
仙台から約15分で利府駅に到着。ご覧のように末端駅でありこの先に線路はありません。
利府駅周辺には大型商業施設があり、当駅から連絡バスも発着しています。大きな駅ではありませんが、みどりの窓口も設置されています。
今回の目的地、森郷児童遊園。利府駅から徒歩10分の場所にあります。
公園内にひっそりと保存されているED91-11。ED91(ED45)は国鉄が開発した交流電化において各種試験を行う為の機関車です。ED91(ED45)は1955年の製造。仙山線において交流電化の試験に使用された機関車で、この11号機は東芝で製造された車両です。
全長13m、デッキ付きと言うスタイル。大井川鐵道のE103等と同じスタイルですが、これは当時私鉄向け電気機関車の設計を流用したからです。この展示機はだいぶ痛みが激しいですが、現存する唯一のED91なので非常に貴重な車両です。
この訪問の為に急遽製作したレゴのED91と一緒に撮影。急いで作った作品ですが、やはり実機と並べられるのは嬉しいものです( ´ ▽ ` )
レゴのED91についてはアメブロの方でご紹介しています。是非ご覧下さい。
もう一つの保存車両、C58の354号機。C58はSL銀河やSLパレオエクスプレスの機関車として動体保存されていますし、全国に静態保存されている車両も比較的多い車両です。
このC58はED91以上に痛みが激しいです。屋根もなく雨ざらしですから仕方ないのでしょうけど、このような貴重な車両が朽ちていくのは寂しいものです。特にED91は唯一の現存機ですから、その価値からすれば博物館等に展示されてもよいはずの車両です。
この両車両は車体の痛みが激しく老朽化していることから、解体するという話も出ているそうです。車両を維持していく為には費用がかかりますし、人手も必要です。しかし貴重な車両が静かに朽ちていき、そして解体されてしまうのはなんとも残念です。何とか今後も残してほしいと思います。
◆レゴシティのブログTwitter◆
利府のED91を見に来ました。試作交流機関車、という魅力的な車両です。#鉄道 pic.twitter.com/2c2GU2R7D5
— ainchan (@ryoryo101010) 2021年6月26日
この日の為に製作したレゴED91と。急いで作ったのでクオリティは今一つですが、実機との共演を果たせて嬉しいですね! #LEGO #鉄道 pic.twitter.com/mQNlPEAEFK
— ainchan (@ryoryo101010) 2021年6月26日
ED91と一緒に保存されているC58-354。こちらはED91以上に老朽化し、痛みが激しいです…😖#蒸気機関車 #保存車両 #森郷児童遊園 pic.twitter.com/SAYCKS80ch
— ainchan (@ryoryo101010) 2021年6月27日