週末プチ旅行記 〜タンゴエクスプローラーを求めて京都丹後鉄道へ〜
週末プチ旅行記。今回の目的は京都丹後鉄道の特急型車両KTR001形(タンゴエクスプローラー)を撮影することです。同名の列車やタンゴリレー号として活躍した車両ですが、最近は全く運用がなく、西舞鶴の京都丹後鉄道の車両庫に留置されています。引退するとの話は出ていませんが、いつ廃車になってもおかしくないのでそうならないうちに撮影しておこうと思いました。
旅の始まりは京都駅から。特急きのさき号に乗車します。車両は287系です。
京都駅には103系や205系の姿が!!首都圏ではもう見ることが出来ない貴重な車両です。このような車両を見ることができるのも関西圏の魅力ですが、未だに現役と言うのが驚きですね〜♪( ´▽`)
特急きのさき号は京都〜城崎温泉を結ぶ特急列車です。嵯峨野線(山陰本線)を通り、途中綾部・福知山・豊岡を経由して城崎温泉まで走行しています。保津峡や亀岡の当たりは沿線の景色が良いですね〜。
今回は京都丹後鉄道に乗車するので、綾部で下車をします。
綾部からは東舞鶴行き普通列車に乗車します。車両は113系!!ここでも貴重な国鉄型車両が普通に運用されています。
西舞鶴駅はJR西日本舞鶴線と京都丹後鉄道宮津線の駅で、京都丹後鉄道の車両庫もあります。
駅から徒歩5分。線路沿いに歩いて行くといました〜!!KTR001形ことタンゴエクスプローラー。実際に見るのは初めて。1990年にデビューした特急形車両で、スピード感のあるエッジの効いた前面デザインやダブルデッカー構造など意欲的な車両です。最近はほとんど運用されておらず車庫に留置されたまま…。噂には聞いていましたが痛みがかなり激しいですね。特に左側の第1編成車両は相当に痛んでおり、まさにボロボロ…。痛々しい姿です。
劣化が激しい車両ですが、見ることが出来て良かったです。「じゃあ京都丹後鉄道に乗車するかな…」と思ったのですが、どうもエンジン音が聞こえます。しかも右手の車両はライトが付いているではないですか!!これはもしかして…、と思ったら何と動き出しまた〜。まさか動いている所を見ることが出来るなんて!!ラッキー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
★タンゴエクスプローラー構内移動(走行シーン)★
移動している所を見ることが出来ただけでもかなりラッキーでしたが、移動先はなんと丹鉄のホームのすぐ隣の留置線!!こんなによく見える所に来てくれるとは♪( ´▽`)
やはりこの車両はカッコいいですね〜。この第2編成車両は第1編成に比べて若干痛みがないように見えます。ただ運転席周りや上部は塗装の剥げが激しいですし、あちこちかなり痛んでいるようでした。丹鉄の職員さんも「タンゴエクスプローラーが動いているのは珍しいよ〜」と仰っていました。私が「今後運用に入ることはあるんですか?」と聞いたら「どうかなぁ、かなり痛んでいてあちこち故障しているから…」と言っていました。一度で良いから乗車してみたいものです。
暫くするとあかまつ号が入線してきました。京都丹後鉄道の観光列車です。こちらもいつか乗車してみたいです。
こちらが今回乗車する豊岡行き普通列車、KTR800形です。大きなヘッドライトが何となく可愛らしい!色合いも明るくて素敵な車両です。
車体側面に描かれている“丹後”のイラスト。オシャレですね〜( ´ ▽ ` )
車内は転換クロスシート。床は板張りで落ち着いた雰囲気です。
車端部にはこんなテーブルも。
この803編成はコミューター車両と呼ばれるリニューアル車両でした。観光列車だけでなく一般車両もリニューアルし、車内環境を良くしているのは好感が持てますね。
この車両に乗って豊岡へと向かいます。次回へ続く…。