週末プチ旅行記 〜フラノラベンダーエクスプレスに乗って〜
昨日の続きです。新千歳空港から札幌駅に来ました。9時7分発のフラノラベンダーエクスプレス3号に乗車して、富良野まで向かいます。
フラノラベンダーエクスプレスは6月〜9月まで運行される臨時特急列車で、札幌〜富良野間で運行されます。
ホームに行くとすでに列車が入線していました。ノースレインボーエクスプレスと呼ばれるこの車両はキハ183系を改造したリゾート列車で、全車両ハイデッカー(一部ダブルデッカー)仕様となっています。
ちょっとレトロな客室案内。このフラノラベンダーエクスプレス3号は5両編成で、2,3,号車が自由席でそれ以外は指定席となっています。ちなみにグリーン車はありません。
客室内に入るとハイデッカー構造と言う事で階段があります。
ハイデッカー、天井窓付と言う事もあて客室内はとても明るい印象です。
シートはクッションが柔らかく、座りやすい感じでした。シートピッチも十分な広さです。
窓側席には荷物置きがあります。この位置に荷物置きがあるのは珍しいですね。場所的にフットレストと間違えてしまいそうです( ・∇・)
シートにはインアーム式のテーブルが装備されています。少しサイズは小さめです。
3号車はダブルデッカー構造となっており、2階が自由席、1階がラウンジとなっています。このラウンジは誰でも利用する事が出来ます。
車内の案内表示板はデジタルディスプレイで新しくなっています。
車内の複数箇所にテレビが設置されていました。今回の列車では使用されていませんでしたが、一体どういった目的で使うのでしょうか?
私が乗車したのは札幌寄りの最後尾、5号車です。後席展望が楽しめました!
一部ですがご覧のように窓がない席もあります。これはハズレ席ですね( ̄▽ ̄)
札幌から富良野まで向かう訳ですが、特急券の列車名は全部入り切らないのか「フララベンEXP」となっていました。
札幌駅を出ると苗穂駅を通過しますが、駅に隣接されている苗穂工場にはたくさんのキハ183系が留置されていました。もう利用されることはなく解体されてしまうのでしょうね…。
札幌近郊を抜けると北海道らしい雄大な自然の風景が徐々に見え始めます。ハイデッカーなので、眺望も素晴らしいです!
札幌を出発して時点で、乗っている5号車は私一人きり。貸切状態です。でも途中駅で他の乗客が乗ってくるでしょう。
最初の停車駅“岩見沢”に到着です。ホームにはばんえい競馬のモニュメントが飾られています。ここでは誰も乗車してきませんでした。
北海道の景色は本州とは違って、本当に雄大さを感じます。これぞ北海道の魅力の一つですね〜。
次の停車駅は“滝川”です。ここでは5分程停車します。フラノラベンダーエクスプレスには車内販売や車内自販機等はないので、食べ物や飲料水等は事前に買っておく事をおすすめします。私はちょっと喉が渇いたのでここ滝川駅のホームの自販機でコーヒーを買いました。他の駅では停車時間が短いので、ホームでの買い物は滝川駅が唯一となります。
滝川駅の構内にはキハ40が停車していました。ここでも乗ってくる人は誰もいません。
滝川からは単線となります。車内は相変わらず私一人だけ。貸切状態で後方の展望も存分に楽しめます。
次の停車駅は芦別。駅がローカルで驚きましたが、それ以上に驚いたのはここでも誰も乗車してこなかった事。次の停車駅は終点の富良野。ということは始発から終点まで5号車は私一人だけ!本当の貸切列車となりました。今まで色々な列車に乗ってきましが、こんな経験は初めてです( ・∇・)
芦別〜富良野間には長い長い滝里トンネルと島ノ下トンネルがあります。ここを抜けると富良野盆地へと入ります。
この日は天気が不安定でしたが、富良野盆地はご覧の様に青空が広がっていました。
札幌から約2時間。終点富良野駅に到着です。ここまで5号車は私一人の貸切列車でした。4号車には数名のお客さんが乗っていた様ですが、全体的にかなり乗客が少なかったです。
ノースレインボーエクスプレスによる“フラノラベンダーエクスプレス”。沿線の素晴らしい景色をハイデッカー車両で、存分に楽しむ事が出来ます。利用者数が少ないのはきになるところですが、これから夏のシーズンは乗客も増えるのでしょう。とても素晴らしい列車でした(^O^)
つづく…