レゴシティのブログⅡ

鉄道と飛行機と旅と。モデルプレーンと…。

週末プチ旅行記 〜宗谷本線の旅③「音威子府駅と稚内駅」〜

宗谷本線乗車の旅、今回は音威子府駅からです。

 

前回の記事はこちら。

legocity2.hatenablog.com

 

 

 

 

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音威子府駅は宗谷本線の駅。特急列車も停車します。普通ではなかなか“おといねっぷ”とは読めませんよね〜(・∀・)

 

以前は当駅から天北線という路線が分岐していました。天北線音威子府から西側(オホーツク海側)へ伸びる路線で途中中頓別や浜頓別を経由し、南稚内へ至りそこで再び宗谷本線と合流します。戦前には南樺太へと至る路線として、宗谷本線当初のルートでした。当時は稚内に至るメインルートでしたが、幌延を経由する天塩線(現在の宗谷本線)が開通すると徐々に輸送量が減少し、1989年に廃線となりました。

 

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そんな天北線の資料室が音威子府駅内にあります。

 

 

 

 

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天北線の歴史や、過去に実際に使用されていた鉄道用品などがたくさん展示されています。このような資料館は歴史を学ぶ上でも非常に良い施設だと思います。

 

 

 

 

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資料館内に展示されていた路線図。これを見るとルートや位置関係がはっきりわかります。こうして見ると現在では壊滅しているオホーツク海側の鉄道路線が、以前はあったということが分かります。天北線、美深から仁宇へ至る美幸線、浜頓別から北見枝幸へ至る興浜北線、未成線を隔てて雄武から名寄本線の興部へ繋がる興浜南線など、今では考えられないほど鉄道路線がありました。何も廃線になってしまいましたが、現在でも路線が維持されていれば、鉄道旅の選択肢がかなり広がったことでしょう。

 

 

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音威子府駅内にある名物の蕎麦屋さん。残念ながら今年の2月に閉店しまったそうです。北海道の多くの鉄道路線はすでに地域輸送としての役割を終えているところが多いですが、このような鉄道に関するお店や施設も次々と無くなり、本当に輸送手段としての役割や地域における存在意義が失われつつあります。これは仕方ない事とは言え残念です…。

 

 

 

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音威子府駅の北の大地の入場券。キハ54と風っこそうや塗装のキハ40が描かれています。音威子府駅みどりの窓口は8時15分〜16時10分と短いので購入する際は注意が必要です。

 

 

 

 

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音威子府駅からは再びキハ54に乗車します。運行上は名寄〜音威子府音威子府稚内と別れていますが、実際はどちらも同じ車両です。どうして音威子府で運用を分けているのでしょうか?音威子府で長時間停車するにしても同じ列車を使うのですから、普通に名寄〜稚内とした方が良い気もしますが…。

 

 

 

 

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天塩川沿いを走っていきます。この辺りは本当に自然の中を走る、という感じで北海道の大自然を車内から堪能出来ます。

 

 

 

 

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雄信内、天塩中川幌延と北上して行きます。幌延に着く頃には空も暗くなっていました。

 

 

 

 

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幌延では札幌行き特急宗谷と交換します。この宗谷が札幌に到着するのは22時57分!!全国でも有数の長距離在来線特急です。

 

 

 

 

 

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美深から約4時間、終着稚内に到着です。

 

 

 

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国内最北端の駅、稚内。九州の南端枕崎までの距離は約3,000km!いつかはここから日本縦断鉄道の旅をしてみたいですね〜( ´ ▽ ` )

 

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稚内駅。駅内には"キタカラ”という複合施設があり、売店・コンビニ・映画館等の施設が入っています。この日の稚内到着は19時49分。すでに駅構内の売店等は閉店していますが、コンビニ(セイコーマート)はまだ営業しているので、夕食等はコンビニで済ませることにします。また稚内駅のみどりの窓口の営業時間は6時10分〜17時45分。明日も始発列車に乗車するのでここでの北の大地の入場券はまたの機会となります。

 

次回は復路、稚内からの旅の様子をご紹介します。つづく…。

 

 

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