週末プチ旅行記 〜特急サザン号に乗って〜
前回の続きとなります。和歌山城を見学した後は再び関西空港に戻ります。
和歌山市駅は現在改装リニューアル工事中のようで、ご覧のような状態。往路で南海本線の和歌山市〜難波間に特急サザン号が走っているのを知り、帰りはこの列車に乗ることにしました。
ホームに行くとすでに特急サザンが停車していましたが、発車ギリギリだったので1本見送ることに。この列車は和歌山県の観光大使、L'Arc〜en〜Cielのボーカル、HYDEのスペシャル塗装です。かなり派手な塗装ですね〜(^O^)
特急サザン号は難波〜和歌山市を結ぶ特急列車で、ほぼ30分に1本運行されています。次のサザン号を待つ間、普段はなかなか撮影できない南海電鉄の車両を見ることにしました。
南海電鉄の車両も種類が多く、なかなか個性的で面白いですね!
和歌山市駅からは和歌山港線が出ており、同路線名である和歌山港駅までを結んでいます。
さて特急サザン号は自由席と指定席があり、難波寄りの4両は自由席で乗車券のみで乗車できます。一方で和歌山寄りの4両は指定席となっておりホーム上で座席指定券を購入する必要があります。関東の私鉄とは違い、サザン号の座席指定券はレシートのようなペラペラな紙となっています。出発の20分前から発売開始となり、座席の選択はできないようです。
乗車する特急サザン号がやってきました。当駅で折り返して難波方面と向かいます。車両は10000系。サザンには新しい12000系という車両も使われており、そちらはサザン・プレミアムと呼ばれているそうです。
10000系は最近では珍しい折戸式の乗降扉で、行き先表示は幕式となっています。
座席はこんな感じです。この車両は1985年製造ですから、一昔前の特急電車という感じです。JRで言うと国鉄型車両に近い雰囲気を感じられます。座り心地も悪くはなく、しっかりと座れるというのが大きなポイントでしょう。ただ、隣に他人が来たらちょっと窮屈に感じるかもしれません。
シートピッチはこんな感じ。足元に機器があるので、足を伸ばせないのは昔の車両らしいですね。雰囲気的に185系に似ていると思いました。
窓側には固定式のミニテーブルがありますが、テーブル上にカーテンがあるのであまり物は置けない感じでした。
肘掛の前部分にはリクライニングのボタンがあります。これも古い感じですね。
和歌山市駅の時点で乗車率は4割程度。確実に座りたい人や、ゆったりと目的地まで行きたい人にはうってつけです。特急券(座席指定券)も買いやすい値段で、利用しやすいのではないでしょうか。
関西空港への乗り換え駅である泉佐野駅までは約30分。ゆったりと座れるのでとても快適でした。関東で言うロマンスカーEXEに近い雰囲気を持っています。観光に特化しているというより、通勤通学等で利用される有料特急という感じでした。
地方の私鉄特急列車というのは、普段なかなか乗る機会がないでの、とても良い思い出になりました(^O^)