週末プチ旅行記 〜山口線に乗って津和野へ〜
前回の続きです。島根県の津和野を目指します。
萩石見空港からバスで約10分。JR西日本の益田駅にやってきました。当駅は山陰本線と山口線の接続駅となっています。
当駅から新山口方面のスーパーおき号に乗車して津和野へと向かいます。この日は線路工事の影響で萩・長門市方面の山陰本線はバスによる代行輸送となっていました。
山陰本線と山口線の2路線が乗り入れる益田駅ですが、人はまばらで閑散としていました。
構内にひっそりと停車していたキハ40。
普通浜田行きのキハ121。バスのような乗降扉が特徴的ですね。
しばらく待っていると私が乗車するスーパーおき3号新山口行きがやってきました。振り子式の気動車特急キハ187系です。
スーパーおき3号は2両編成で指定席と自由席がそれぞれ1両ずつですが、乗車率はそこそこと言った感じでした。益田を出ると日原、津和野と停車します。津和野までは約30分ですから、あっという間です。
途中停車駅の日原駅。ここで乗降する人は誰もいませんでした。
津和野に近づくとSLで利用される転車台が見えました。
SLやまぐち号の終点駅でもある津和野。駅には春夏秋冬、それぞれのSLの写真が展示されています。
周囲を山々に囲まれひっそりと佇む津和野駅。駅舎内にはみどりの窓口、コンビニ、立ち食い蕎麦屋があります。
駅前にはD51 194号機が静態保存されています。
さて津和野に来た目的はこの安野光雅美術館。以前からずっと訪れてみたいと思っていた場所です。安野光雅さんはこの津和野町出身の画家です。
安野光雅さんが描く優しいタッチで、綺麗な絵がとても素敵です。この美術館には安野さんが描いた絵がたくさん展示されています。どれも興味深い絵ばかりで、見応えがありました!
美術館なので館内の様子はご紹介できませんが、本もたくさん出されているので気になる方は検索してみてください。
さて美術館を見た後は腹ごしらえ。津和野駅周辺にはいくつか飲食店がありますが、この“みのや”は駅からも近く、安野光雅美術館の向かいにあるので立ち寄ってみました。
蕎麦屋ですが、ここはこの地方の郷土料理“うずめ飯”を頂きました。だし汁にご飯を入れてわさびを乗せて頂きます。一言で言うとお茶漬けという感じでしょうか。わさびを入れることで、味も風味も良いアクセントになります。
さてもう少しゆっくりとしたいところですが、列車の時間と帰りの飛行機の時間を考慮するとほとんど選択肢がないのが辛いところ。列車は1時間に1本ですからこれを逃すと、復路の飛行機に間に合いません。津和野からは普通列車、キハ40に乗車して益田まで帰ります。ローカルな雰囲気がとても良い山口線です。つづく…。