週末プチ旅行記 〜クリスタルエクスプレスに乗りました〜
札幌駅から臨時列車“フラノラベンダーエクスプレス”に乗車しました。今年2回目のフラノラベンダーエクスプレス乗車です。
前回6月に乗車した時の様子はこちら。
6月に乗車した時はノースレインボーエクスプレスという車両でした。今回はクリスタルエクスプレスという車両となります。
ノースレインボーエクスプレスと同様、キハ183系からの改造車となるジョイフルトレインです。
札幌を9時03分に発車する“フラノラベンダーエクスプレス3号”。富良野までは約2時間ですが、停車駅は岩見沢、滝川、芦別と少なめです。
正式名称はクリスタルエクスプレストマム&サホロ。1989年(平成元年)デビューですからもう30年走っている車両となります。4両編成で、大きなパノラミックウインドウが特徴の先頭車両と、ハイデッカー&ダブルデッカー車を組み込んだ、とても個性的な車両です。
1号車と4号車は指定席ですが、4人用ボックスシートの3号車やドームカーと呼ばれる2号車は自由席となります。今回は指定席にしましたが、早めに待っていれば自由席でも十分座れたかもしれません。
かつてグリーン車だったダブルデッカーの3号車。下の階の4号車よりは通り抜けができない構造になっているのが面白いと感じました。
定刻通りに札幌を出発。しばらくすると北海道らしい広大な景色が広がります。
滝川では5分ほどの停車があるので、撮影にはもってこいです。実はこのクリスタルエクスプレス、先月の9月で引退が決まっており、この日も多くの鉄道ファンがカメラを向けていました。
滝川市はグライダーの街として有名です。この日も小型機がグライダーを曳航している様子が見られました。滝川駅から徒歩15分くらいの場所には“たきかわスカイミュージアム”もあるそうで、いつか行ってみたいですね。
前面展望が楽しめる構造ですが、以前に北海道内で起きたトラックとの衝突事故により、展望席は廃止されてしまいました。乗客の安全が第一ですから仕方ないのでしょうが、ちょっと残念ですね…。
展望席がある為、運転席は2階となります。よく見るとあちこち傷んでおり、30年の歴史を感じます。やはり引退は仕方のないところなんでしょうね。
滝川を出ると次は芦別に止まります。草が生い茂り、錆びついて傾いた駅名看板。芦別はかつて石炭産業で栄えた街ですが、鉱山が閉鎖され現在は観光に力を入れているそうです。巨大な観音様も有名ですね。
札幌から約2時間。富良野駅に到着です。今回は引退間近ということもあり、なかなかの乗車率でした。こうして見ると鋭いフォルムと銀色の塗装がかっこいい車両です。ハイデッカー&ダブルデッカー構造というものも魅力の一つですね。
つづく…