週末プチ旅行記 〜北の大地の入場券を求めて 雪の北海道 その4〜
前回の続きとなります。占冠から列車に乗って新夕張駅で下車します。
占冠〜新夕張は一区間で、隣同士の駅です。ただ前回の記事にも書きましたが、この区間の普通列車はなくすべて特急列車で運行されています。その為新夕張〜新得間の利用であれば、乗車券のみで特急列車の自由席に乗ることが出来ます。
背後に聳える雪山に吸い込まれていくように列車が出発していきます。列車が行ってしまった後に残るのは静けさだけ。ここで下車した乗客は私を含めて2名だけでした。
新夕張駅は石勝線の駅で、追分と占冠の間に位置します。かつては当駅から夕張方面へと向かう夕張支線がありましたが、現在は廃止されています。
新夕張駅には1〜4番のホームがありますが、3、4番ホームは現在使われておりません。ここからかつては廃止された夕張支線(新夕張〜夕張)の列車が発着していました。
3、4番ホームに繋がる通路も閉鎖されています。このホームが使われることは2度とないのでしょうね…(_ _).。o○
駅舎内。みどりの窓口があり、ここで北の大地の入場券を購入出来ます。ただし、日曜祝日は営業していないので注意が必要です。売店はありませんが自動販売機と休憩スペースがあります。外は寒いですが、駅舎内は暖かいです。
新夕張駅舎。
当駅はかつて"紅葉山”と言う駅名でしたが、1981年に新駅舎とホームが作られた際に現在の新夕張と言う駅名に変更になりました。駅前には今でも当時の駅名標が置かれています。
さて当駅では次の列車までに2時間以上時間があるので、駅の近くにある道の駅に行くことにしました。
“道の駅 夕張メロード”。駅からは徒歩3分と非常に近い所にあります。ここには地元の物産展やスーパーマーケットがあります。新夕張の駅周辺には飲食店は数軒ありますが、土産物屋はないので、ここで買うのが一番良いと思います。
夕張と言えばやはりメロン。マスコットキャラクターもメロンをイメージしたキャラクターになっていますね。
夕張グッズが沢山売られている他、お菓子屋もありました。
もう一つ、夕張と言えば炭鉱。夕張は炭鉱で栄えた街です。夕張メロードの一角には夕張炭鉱を紹介するコーナーがあり、様々な展示品と共に夕張の歴史を学ぶことが出来ます。
買い物をして駅に戻ってきました。駅内の休憩スペースで、道の駅で購入したメロンエールと言うビールを飲んでみます。味の方はビールと言うよりもメロンソーダと言う感じ。メロンの香りと仄かな甘味があります。私は甘いお酒は苦手ですが、このテイストなら嫌な感じはしませんでした。メロンとビール、面白い組み合わせです( ´ ▽ ` )
新夕張駅の時刻表。新得方面には普通列車がないのが分かります。私が乗車するのは追分方面12時37分発の普通列車です。11時台には列車がなく、また13時〜14時の間も列車がありません。乗る際には事前にしっかりと時刻を確認しておく必要がありますね。
ひっそりと列車がやってきました。
千歳からやってきた普通列車です。この列車が折り返して再び追分・千歳方面の列車となります。
ローカル線でお馴染みのキハ150形。キハ40は淘汰が始まっていますが、このキハ150はどうなんでしょうか?
車内はボックスシートと一部がロングシートになっています。キハ40と違って窓が開かないのがこのキハ150の難点ですが、冬場は関係ないですね…( ・∇・)
新夕張を出発です。駅前に人通りはなく、車もほとんど通っていません。駅の利用者も3名程。とても静かですが、寂しい感じがしました。
車内でお昼ご飯を。やっぱりビールは苦味があった方が美味しいなぁ〜( ´ ▽ ` )
こちらが新夕張駅の北の大地の入場券。冬場の雪景色がとても綺麗ですが、夏にもまた訪れてみたいですね!
次は最後の目的地、追分駅に向かいます。つづく…。
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